歴史修正主義者の文革運動が始まったらしい

先日の黒人差別デモで追加のニュースが聞こえてきたので書いておこう。

イギリスで人種差別に抗議続く、奴隷商人の銅像を引きずり下ろし - BBC News ニュース

米・抗議デモによるコロンブス像襲撃相次ぐ|TBS NEWS

どうやら過去に奴隷貿易をしたり奴隷を使っていたり先住民を虐殺したりした人の銅像を打ち壊す運動の追い風になっているらしい。

このニュースを見た時に私が思い浮かべたのはタリバンバーミヤンの仏像を爆破したり、ISIS ("Islamic State of Iraq and Syria”イラクとシリアのイスラム国)の連中が各地の世界遺産を破壊したニュース映像だ。彼等はイスラム教の偶像崇拝禁止を理由に破壊活動を行った。

なぜイスラム過激派は世界遺産を破壊するのか? | Bizコンパス -ITによるビジネス課題解決事例満載!

「イスラム国」が破壊した文化遺産 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

一方で現在のデモ集団は黒人差別反対を理由に銅像を打ち壊している。どこか違いがあるのだろうか?撤去を求めて話し合いをするなら理解も出来るが、暴力的に一方的に破壊するのは歴史を修正して無かった事にしようとする行為そのものだろう。