二面性、表裏一体、陰陽、多重人格

まあどれも同じ様な事を意味しとる訳ですな。このブログ開設のきっかけとなった自分の脳内の分裂体験であるとかを一つの人格に戻った現在分析していくとこういった言葉になってくる。

そして今まで自分が見聞きしてきた世の中の事に目を向けるとあーだいたいそうなんだなぁと思うのであった。

人格が分裂する体験をして最初に思い起こしたのが幽☆遊☆白書の仙水忍。作中で7つの人格を持つ多重人格者である事に触れられている訳だけど明確に表に出てくる描写があるのは3人。理屈屋のミノル、殺し屋のカズヤ、そして主人格である忍である。

結局は冨樫先生も人の多面性と言うのを3つまでしか分解出来なかったのかなと思う。つまり理性と本能とその二つが合わさった結果の人間性。この三位一体が人間を構成する要素としてだいたいの話を説明出来ると感じた。

幽☆遊☆白書で好きなキャラクター戸愚呂弟と玄海にもその辺を見出せる。二人の関係を言葉にすると同門の武術家であり恋人であり道を違えた敵になるのかな?互いに惹かれながらも戦わざるえなくなった切なさがすごく好きだ。特にラストのシーン、戸愚呂が地獄に向かう途中で玄海が若かりし日の姿で互いの思いをぶつけてまた別れるあのシーンは鮮明に思い出せる。二人とも武術家としての人間性を持ち、本能の男と女として惹かれながらも理性の道が別れてしまった。その一点だけで悲劇になる人間の難しさが表現されてたとおもう。

今回はこの辺で終わり。また同じテーマで別の話を分析しようかね。